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2009年3月18日 (水)

WBC優勝の意義

松坂、イチロー、ダルビッシュ。日本を代表する一流選手たちが集まった代表チームの奮闘ぶりが、いま日本を熱くしている。きょう、WBC準決勝進出をかけて、最大のライバル国、韓国と再び対戦する。

日本や韓国が国を挙げて熱狂しているこの大会。しかし、2次リーグを行っている当のアメリカ国内では、ほとんど話題になっていないらしい。地上波のテレビでは全く放送されず、ケーブルテレビや試合会場のある地元紙などで試合結果が確認できる程度だという。

そもそも、アメリカ、メジャーチームにとっては本番のシーズンが大事で、こんなマイナーな大会で、選手に怪我でもされたら大変だっていうのが本音らしい。だから、やたらと投手に球数制限設けたり、ああだ、こうだと言って変なルールをいっぱい作って面白くなくしている。

では、なんでその程度の認識しか持っていない大会を、わざわざメジャーが行うのか。それは、今後のメジャーの世界戦略にある。世界一決定戦とはいうが、いまのところ参加チームは16国のみで、まだまだ野球は世界ではメジャースポーツとはいえない。だから、こういった大会を通じて野球の、というかメジャーの宣伝をしていきたいという思惑がある。実際、日本などではメジャーリーグの放映権獲得に驚くほど高いおカネが支払われている。つまり、それだけ儲かる商売ということ。これがあるから、メジャーは日本人選手の獲得にも力を入れている。そして、彼らが考えるこれからのターゲットは中国、インド。もうすでに中国人、インド人のメジャーリーガーが誕生しているが、この両国で野球やメジャーリーグがもっと人気になれば、人口から考えてもその市場は日本の比ではなくなる。

つまり、WBCの位置づけは、いまのところ単に、野球をサッカーのように世界中に広めて、ビジネスを拡大していくための戦略の一環に過ぎないということ。だから、別に国内で盛り上がらなくてもいいし、アメリカが勝つ必要もないから、そんなにいい選手も選ばない。

じゃあ、そんな大会で日本だけ一生懸命頑青筋立てて張ってるのはバカらしいことなのか。優勝する意味もないのか。

いや、個人的にはそうでもないと思う。メジャーやアメリカの思惑はいずれにせよ、日本やその他の国が勝ち続けることで、野球の母国である自負を持つアメリカ国民の間から「メジャーは何をやっているんだ」という声が挙がってくる可能性がある。そうなれば、アメリカもこの大会にもっと力を入れざるを得なくなってくるだろう。

もし、日本が連覇を続けていけば、いまは軽く見られている「世界一の称号」も、徐々に重みを増してくる。そして、本当に強いのはどのチーム、どの国のリーグなのか。そういう流れになれば、メジャーの優勝チームと日本一になったチーム同士の本当の真剣勝負、真の世界一決定戦が行われることが、夢でなくなってくる。

結論は、日本がWBCで勝つ意義は小さくない。つまり、今日の韓国戦も負けられない。ということで、がんばれ、侍ジャパン!!

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コメント

いやー勝ちましたね。
よかったよかった。
おっしゃるようにアメリカは本気ではないので、日本は順当にいけば決勝まで進みますね。(期待も込めつつ)
日本には鬼気迫る韓国ですが、ベネゼエラに苦戦するように思います。
はじまる前はどうかと思いましたが、今はとてもいい雰囲気で、2連覇もチラついてきましたね。happy01

いけまんさん、こんばんは。
そうですねー、準決勝でアメリカに勝てば優勝の確率はけっこう高そうですよね。ただ、前回疑惑の判定でアメリカには負けてますので、それだけがちょっと気がかりですが。
やっぱり、日本人としては決勝でもう一度日本と韓国の真剣勝負が見たいというのがありますが、アメリカ対ベネズエラの、政治的に犬猿の仲の対決も、ある意味面白いかもしれませんね。


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