« 2016年10月 | トップページ | 2016年12月 »

2016年11月

2016年11月10日 (木)

こうさくジャーナルNo.16発行

◎9月議会・一般質問

①再び、甲子園大会の予選を春日部で!

Photo_2
老朽化の進む春日部市のスポーツ施設(写真=牛島球場)

質問1 地元ファンの声に応えて

【古沢】平成3年の第73回大会から16年第86回大会までの14年間にわたり、高校野球の夏の甲子園大会の県内予選が牛島球場で行われておりましたが、住宅が増えるなど球場周辺の環境の変化に伴い、高野連の判断で行われなくなったと聞いています。

 それでは、市内で硬式野球ができるもうひとつの野球場、庄和球場の場合はいかがでしょうか? 環境としては問題なく、必要な球場整備がなされれば、夏の甲子園予選を行うことも可能だと思います。

【答弁】(学務指導担当部長、以下同)甲子園大会の予選を行うには、観客スタンドの改修や照明塔の新設、駐車場の整備など、大規模な改修が必要となります。

【古沢】地元の高校野球ファンの方々をはじめ、多くの市民の皆さまから、「また春日部で甲子園予選を行ってほしい」という声が少なくありません。大規模な改修が必要ということですが、具体的にどれくらいの費用がかかるのかを試算した上で、ぜひ、球場整備を検討していただきたい。

▼  ▼  ▼

プロスポーツ誘致を視野に

【古沢】それでは、野球場に限らず市内のスポーツ施設において開催された大きな大会には、どのようなものがありますか?

【答弁】大沼野球場では国体の女子ソフトボール、牛島・庄和球場では国体の軟式野球、ウイングハット春日部では、国体、全国高校総体の卓球や、プロバスケットの埼玉ブロンコスの試合、ボクシングの内山選手による世界タイトル戦などが行われています。

【古沢】ウイングハット(体育館)に比べると、野球場をはじめとする屋外施設での大会や試合は地味な印象を受けます。これはやはり、受け入れる施設の問題が影響しているものと思われます。

 屋外施設においても、注目度の高い試合ができる施設整備を行った上で、県東部地域にはプロのスポーツチームがありませんので、市民の皆さまが盛り上がって応援できるような、プロや実業団によるスポーツ大会やチームの誘致に取り組むことを提案します。

【答弁】メジャーなスポーツ大会の誘致は、地域の活性化や地域経済への波及効果にもつながりますので、今後、そうした大会の誘致には積極的に取り組んで参ります。

【古沢】ぜひお願いします。たとえばプロ野球の一軍は難しいとしても、ファームであるとか、独立リーグの野球チーム、あるいは将来、J1を目指すようなサッカーチームを誘致できれば、市民の皆さまの夢も膨らみますし、答弁にもあったように、経済の面でも大きな効果が期待できます。

 また、市内のほとんどのスポーツ施設は老朽化が進んでいますから、利用者の方々の安全面から見ても、早急な施設整備の必要があると思います。

【答弁】議員ご指摘の通り、非常に老朽化が進んでおり、計画的な大規模改修が必要となっておりますので、市公共施設マネジメント基本計画と整合を図りながら、整備に努めて参ります。

 

◎夢を抱ける計画であるべき

 本市のスポーツ施設の整備が遅れているために、メジャーな野球の大会は近隣の越谷市民球場や岩槻の川通球場で行われ、市の主要な陸上大会でさえ、市外での開催を余儀なくされている、という寂しい現状があります。

 今回、象徴的な大会として夏の甲子園大会を取り上げて質問しましたが、私が伝えたかったのは、プロスポーツの誘致等を含め、市民の皆さまと、実際、仕事に当たる市の職員とが共に思いを共有できて、ワクワクする

ような計画を指し示すことが、目的を達成するため一番の近道だということです。

 これは何もスポーツ行政に限ったことではなく、他の分野でもそうした視点からさまざまな施策を行っていくことが、夢のある、未来の春日部につながると考えています。

 

◎質問2 春日部駅付近高架化は、本当に進んでいるのか

【古沢】本市が最重要課題のひとつとして掲げ、力を入れて推進している春日部市駅付近連続立体交差事業、いわゆる春日部駅付近の高架化に関して伺います。

 市は平成29年度(来年度)を、事業認可を受ける、つまり、本事業が本格的なスタートを切るための目標年度としています。しかし、率直に申し上げて、目に見える形での進展が見えていません。実際はどうなっていますか?

【答弁】(鉄道高架担当部長、以下同)財源の確保、事業期間の短縮、中心市街地のまちづくりの、3つの課題の早期解決を目指し、事業主体の埼玉県や東武鉄道と協議を重ねております。また、周知PR活動を行って事業への気運の醸成に努めたり、同事業促進期成同盟会におきましても、各関係機関に対して要望活動を行っているところです。

▼  ▼  ▼

【古沢】では、その中で非常に重要なトピックである、事業主体の埼玉県との協議の状況はどうなっていますか?

【答弁】平成26年度からは、新たな検討会議の枠組みを立ち上げ、県との協議を重ねているところです。

【古沢】お聞きしたかったのはそういうことではなく、協議の進展について質問したのですが、その説明がないということは、特筆すべき進捗はないと、推測せざるを得ません。

 3つの課題を挙げていますが、それぞれの進捗状況について、何が進展し、何が進展していないのか、市民の皆さまにご理解いただけるような説明をお願いします。

【答弁】財源の確保につきましては、事業期間が約10年と長期にわたり、事業費も多大であることから、その確保の検討を進めています。事業期間の短縮につきましては、事業期間の長期化は市民の皆様に不便をかけることになることから、長期化を抑制する検討を進めています。また、まちづくりに関しましては、市が中心となって取り組むべきものであるため、まちづくり計画の具体化に向けた検討を進めています。

【古沢】「検討を進めている」の連続で、説明になっていません。つまり、何が進展し何が進展していないのか、よくわかりません。

▼  ▼  ▼

責任者である市長の見解は

【古沢】促進期成同盟会の会長でもあり、正に、同事業の舵取り役である石川市長に伺います。

 冒頭にも申し上げましたが、市が掲げる事業認可の目標年度は、もうすぐそこまで迫っています。率直に市長にお伺いしますが、ゴーサインとなる事業認可は、市の計画通りに、来年度、決定されるのでしょうか?その点に関する、市長の自信を伺います。

【答弁】(市長、以下同)同事業は、本市にとって不可欠な事業です。従いまして、事業認可決定を目指し、不退転の決意で取り組んで参ります。

【古沢】市の最重要課題のひとつとして表明している事業に関し、市民の皆さまの前にはっきりと目標年度を掲げている以上は、ただ、不退転の決意とか、全力で取り組んでいます、というだけで十分でしょうか? 来年度、事業認可に至るまでの今後のスケジュールを、大まかなものでもあっても、市は責任を持って提示されるべきと考えますが。

【答弁】古沢議員もご承知のように、市議会も全会派で、また県議会、促進期成同盟会、東武鉄道、国も、全てそういう方向で努力しています。

【古沢】市議会全会派で、というのはその通りで、我々の会派(新風会)も、同事業に対する姿勢は一貫しています。以前も会派を代表して吉田剛議員が発言していますが、同事業については、『早期着工、早期実現を目指すべきだが、しかし、ご高齢の方や障害をお持ちの方など、現在、困っている方々が多くいらっしゃいますので、同事業の完成を待たず、今ある駅東西を結ぶ地下道を改修したり、駅構内の通り抜けを可能とするなどの方法を模索して、東西交通をもっと便利にすることも必要である』という立場です。

 同事業が、誰の目から見ても着実に前進しているのであればともかく、そうでないのであれば、時間のかかる連続立体交差事業のみにこだわるのではなく、いま必要とされる施策を並行して行うことが、市民の皆さまに対する誠意ではないでしょうか。

Photo
「危険で使いづらい」という声の多い春日部駅東西連絡地下通路

◎本当のことを伝えるべき

 今回、私は市が作成したある資料を提示して、同事業の進捗率に対する疑念を指摘しました。

 本市の総合振興計画重点プロジェクトの平成27年度の進捗状況を示したその資料には、「連続立体交差事業の推進と中心市街地の再生」の達成率について、「129.7%」と記してあります。 これを見ると、事業は順調に進んでいると受け取れます。しかし、よく読んでみますと、「中心市街地の活性化」の進捗率(109.4%)と「地域力アップのための民間提案の支援」(150%)と抱き合わせになっていて、実際の連続立体交差事業の達成率は空欄になっています。なぜかその3つを合わせて達成率を129.7%としているのです。

 市は、連続立体交差事業については何の具体的成果も示せていないのに、3つを合わせて評価したことで、総合的な自己評価を「ほぼ順調に進んでいる」としています。私は、市の重要な計画が、こうした形で市民の皆さまに伝えられていいものか、と市長に問いました。ちなみに、事業主体である埼玉県は、同事業の進捗率について、公式に「0%」と発表しています。

 

 

庄和地域に新しく小中一体型の学校が

 児童・生徒数の減少などを受け、平成31年度から、庄和地域の江戸川中と富多小、宝珠花小が一緒になり、新たに小中一体型の「義務教育学校」としてスタートを切ることになりました。現・江戸川中学校敷地内に新校舎を建設し、広く学区外からも児童・生徒を受け入れる方針です。

 義務教育学校のメリットとして、現在の「63制」を、「432制」や「54制」など柔軟に変えられるため、多くの子どもが直面する、いわゆる「中1ギャップ」の解消が期待できます。ただ、一方で、カリキュラムの違いにより、学校間格差が広がるのではないか、という懸念もあります。

 この新たな制度の導入は、子どもたちの成長や学力にも大きく影響してきますので、そのあり方については、今後も真剣に議論していく必要があります。

 

 

市政最新情報

■春バス、新ルートの進捗状況

 春バス(市コミュニティバス)の新しい運行計画に沿い、ダイヤや料金が(初乗り150円~上限300円に)見直されました。「赤沼―武里駅」「豊春―内牧―北春日部駅」の2つの新しいルートにつきましては運行開始が遅れていますが、現在、関係者と調整中で、早期のスタートを目指しています。

 

■ごみ収集車にAED搭載

 11月から、市のごみ収集車11台に、AED(自動体外式細動器)が搭載されました。救命講習を受けた作業員が二人一組で乗車し、緊急事態に遭遇した際、速やかな救命活動を行えるような環境を整えました。

 

LED化で1622万円削減へ

 器具の老朽化による照明能力の低下等に対処するため、市で管理している約14千灯の街路灯全てを、来年2月までにLED化する方針です。このことにより、市では、年間の電気代が1622万円削減されると試算しています。

 

■アクシス春日部の解体問題

 春日部駅東口にある、築35年の商工振興センター(アクシス春日部)は、老朽化や耐震性能不足のために取り壊しが決まっており、市は同センターに入居している市商工会議所などに、今年度中の移転を求めています。

 しかし、市と入居者側との意思疎通不足が問題化しており、今後、市には、利用者や入居団体など、関係者からの理解が得られるような対応が求められます。

 

 

 

 

◎空き家利用の先進事例

―越谷ではコミュニティ施設に 

 今議会の一般質問で、空き家問題について小久保博史議員が取り上げました。その中で、行政と自治会、NPO法人が協力して、空き家を再生させた事例が越谷にあると聞き、関係者にお話を伺ってきました。

     ◇

 越谷市大里東地区にある「大里東みんなの家」が誕生するきっかけは、NPO法人越谷市住まい・まちづくり協議会に、同地区の空き家の持ち主の方から、「管理ができないので、地域の方に無償で提供したい」と相談があったことでした。これを受け、同協議会代表の若色欣爾さんらが地元自治会に打診したところ、自治会側から「地域のふれあいサロン」として活用したいとの返答があり、コミュニティ施設としてオープンしました。

 ほうっておけば迷惑者の空き家ですが、活用次第では、地域の高齢者や子育て世代の方々の情報交換の場、また子どもたちの居場所作りにも役立つ可能性を秘めています。

 越谷市役所のロビーでは毎月1回、空き家相談会が行われています。

 

 

◎わが家の電力会社選び パート3

わが家の電気を、大手電力会社から自然エネルギー重視の新電力(みんな電力)に切り替えてから約4か月。7月~9月の3か月間を昨年と比較してみました。

 

 昨年の同時期と今年の場合を比べてみると、その月によって違いますが、昨年と比べると、今年のほうが3か月間の平均で、使用量4.4kwh、電気代553円のアップとなっています。ただ、今年の方が気温が平均4.9度高かったことを考慮しますと、使用量、金額ともにだいぶ抑えられたのかな、という実感を持っています。

 もともと、電気代のみにこだわるのではなく、自然エネ中心の電力に替えることで、安全な再生可能エネルギー社会構築の一助になれば、との思いがありましたので、この数字には充分満足しています。

 しかし、一般家庭での電力自由化が始まった今年4月から約半年が経過しましたが、新電力への切り替えは伸び悩んでいます。これは、契約先を選ぶ上での選択肢や情報量が不足していることや、まだまだ新電力への信頼度が低いことなどが原因と考えられます。ただ、私の体験から言いまして、電力会社を切り替えても何の問題もありませんので、多くの方々に安心してご検討いただければと思います。

 

編集後記

 先日、昔の同僚の新聞記者と、待機児童のことで意見交換する機会がありました。彼女は私と同じく子育てをしながら働いていて、これまで、待機児童の問題には高い関心を持ち、丹念な取材をしてきました。

 待機児童のことでひとつの問題は、各市区町村によってその数え方がバラバラだということです。例えば、親が求職中の場合や、入れる保育所が遠くにしかないので、近い保育所の空きを待っているケースを、待機児童数に入れるところもあれば、そうでないところもありまです。こうした理由で保育所に入っていないケースは、「隠れ待機児童」として解釈することもできるわけです。

 それでは、「子育て日本一」を掲げる春日部市は、この待機児童問題にどう向き合っているのか。いま独自に調査を進めており、次の12月議会の一般質問で取り上げようと思っていますので、ご関心のある方は、ぜひ議会の傍聴にお越しください。各議員の登壇日程は、市の議会事務局でも確認できますし、決まりましたら、私のブログやフェイスブック等でもお知らせ致します。

« 2016年10月 | トップページ | 2016年12月 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック