国際協力

2009年5月20日 (水)

MISIAを支える女性

先日、国際協力フリーライターとしての初仕事をした。長島美紀さんという方のインタビュー取材。

彼女は、元々国際協力分野のプロで、その方面でキャリアを積んだ方なのだが、いまは縁あって全く畑違いの芸能事務所で働いている。さて、その理由は。。。。。

そこの事務所にアーティスト・MISIAが所属しているから。

ご存知の通り、MISIAはアフリカ支援を中心に、積極的に国際協力活動を行っている代表的なアーティストのひとり。長島さんは、そんなMISIAに助言したり、一緒に世界中を飛び回って活動する、言わば縁の下の力持ちという存在。

特に専門知識を持たないアーティストが、国際協力活動をしたいと思っても、何から始めればいいかすぐには分からない。つまり、志だけあっても、手法を知らなければ具体的な形にはなかなか繋がらない。だから、国際協力活動について言えば、MISIAあっての長島さんであるとともに、長島さんあってのMISIAとも言える大事な存在なのだ。

何か物事が動くとき、あるいは動き出そうとするとき、そこには必ずスポットライトの当たる光の部分と、逆にあまり人には注目されない影の部分が出てくる。長島さんの取材を通して、派手な光の部分だけじゃなく、それを支えるような影の部分や存在に目を向けて仕事をしていきたいと改めて思った。

なお、このインタビュー記事は、デベックス・ジャパンのウェブサイト上に掲載されてますので、ご報告まで。  

@こうさくジャーナルTop画面左上リンク「Love is Free Campaign」チェック!

 

2009年4月24日 (金)

ODA民間モニター復活を

JICAがODA(政府開発援助)の現場を一般市民に見てもらおうと実施していた事業に「ODA民間モニター」というのがある。実際に発展途上国に行き、日本の国際協力の現場を直に見て来るというツアーで、学生や主婦、会社員など多くの人が参加していた。

しかし、広報予算削減などの理由で、この事業が今年度から廃止されることになった。個人的に非常に残念に思う。それは、自分が国際協力に関心を持つひとつのきっかけになったのが、このODA民間モニターだったから。

2001年、当時地方新聞社にいた僕は、このODA民間モニターの同行取材でバングラデシュ・ダッカを訪れた。「世界で最も貧しい国」のひとつと呼ばれていたバングラデシュ。そこには、日本から派遣された青年海外協力隊員の若者たちや、JICA、JBICといった機関の人たちが、現地の人と正に「格闘」しながら、真剣に「この国をよくしたい」と汗をかく姿があった。

それまで多くの人と同様に、ODAについて懐疑的に見ていた自分だったが、この旅を通して、国際協力の重要性を認識せざるを得なかった。

もちろん、ODA絡みの汚職事件があったり、無駄なダムなんかを作って問題になったりすることがあるのは確かだけど、実際に現地に来てみると、そこに暮らす人々の命を繋ぎとめてる援助も、たくさんあることが分かる。「日本人には本当に感謝している」と言われ、何もしていない自分が恥ずかしくもあり、誇らしくも感じる機会が何度もあった。

ODA民間モニターに参加した人たちも、僕と同じようにいろんなことを感じ、考え、日本に戻ってから、発展途上国の現状や日本の援助のことを知り合いや家族に話しただろう。そういう機会って、なかなかない。開発ジャーナリストの大先輩で、国際協力新聞で執筆している杉下恒夫氏も、モニターたちを「ODAの姿を伝える伝道師」と呼び、この制度廃止を嘆いている。

不況で予算を削るにしても、広報予算削減は避けるべきというのが持論。国際協力の現場は外国にあって、なかなか伝えるのは難しいけど、だからこそ、国民の理解を得る努力をするのがすごく大事。近い将来、このODA民間モニター制度が復活することを願ってやまない。

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック